松原のぶえさん「腎臓をくれた事務所社長には本当に感謝」YouTubeで歌唱指導も
松原のぶえさん(演歌歌手/61歳)
今から43年前、デビュー曲「おんなの出船」(日本コロムビア)をヒットさせ、1985年から7度、NHK紅白歌合戦に出場した松原のぶえさん。のびやかな力強い歌声を聴かせてくれた。2002年の離婚騒動、13年前の生体腎移植手術でも話題になったが、松原さん、今、どうしているのか。
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松原さんに会ったのは、東京都内のとあるビルの一室。
「おかげさまで、すっかり元気です。腎臓移植をする前は、大好きなフルーツはダメ、塩分は控えめ、水もダメなど、あれダメ、これダメだったのですが、今は2カ月に1度通院してメンテしていただき、免疫抑制剤を飲み続ければいいだけ。グレープフルーツとスポーツドリンク以外は何をとってもよく、ついすっかり治った気になるほどですね」
松原さん、昔と変わらない張りのある声で、こう言って笑った。
■私には歌しかない
「移植したら、『昔の声に戻った』と言われます。自分では気付いていなかったのですが、移植前は2年ほど週3回、人工透析をしていたので、声にも影響が出ていたのでしょう。腎臓をくれた事務所の社長(松原さんの3歳年下の実弟)に、本当に感謝。私には歌しかありませんから」