日本で生まれ育った趙寿玉、なぜ韓国舞踊家に?「芸事をする人にとって政治は関係ない」
芸事をする人にとって政治はあまり関係ないです。ひたすら芸を磨き、人々に伝える作業をするだけですから。個人的に嫌韓ムードの空気を感じることはありましたが、今もK-POPや韓国ドラマなどを楽しむ日本の方はたくさんいますよね。いいものを受け入れる自由があるところが、日本社会の良さではないのでしょうか。
(聞き手=ライター・金香清)
▽趙寿玉(チョウ・スオク) 1955年、長崎県対馬生まれの在日2世。韓国で伝統舞踊の大家・李梅芳(イ・メバン)に師事し94年、韓国・重要無形文化財第97号「サルプリ舞」の履習者に(日本の名取)。2007年には長野県善光寺「国宝善光寺本堂再建三百年祭」において、僧舞を奉納。ソウル教坊同人。東京・新宿で韓国舞踊スタジオを構えている。
☆韓国舞踊公演「墨香-コムン香(ヒャン)」
2022年11月2日(水)午後7時開演
渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
主催:趙寿玉チュムパンの会 後援:駐日韓国大使館 韓国文化院
文化庁「ARTS for the future!2」補助対象事業