是枝監督もハマったドラマ「私のおじさん」放送後に評価が一変したワケ
スキャンダルの渦中にある俳優の香川照之が、出演予定だったTBS系ドラマ日曜劇場「アトムの童(こ)」を降板した。
ドラマの降板劇は韓国では珍しくない。撮影前であれば、スケジュールの都合や体調不良、キャラクターが合わないという理由でキャストが変わることはよくある。放送中の作品でも、主演女優が制作サイドと揉めて途中交代することもあったほどだ。
是枝裕和監督もハマったというドラマ「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」も放送前から視聴者の批判やキャスト変更に直面し、厳しい船出を強いられた。
以前にも触れたが、このドラマは韓国で問題作といわれた。原題の「私のおじさん」からも想像できるように、中高年男性と若い女性が心を通わせていくストーリー。
男性の主人公が45歳なのに対し、ヒロインは21歳という年齢設定である。実際にドラマを見れば、単なるラブストーリーでないことが分かるが、「ロリコンを美化している」と放送前に嫌悪感を抱いた女性も少なくなかった。