変なことをしたい欲望 片桐はいりは感情に「!?」のつく最上級の喜びを求め続ける
「役がおもしろくないんだよー。女の人の! なんかバリエーションが……。もっと変な人がいてもいい」
(片桐はいり/TBS系「情熱大陸」3月5日放送)
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唯一無二の存在感で、強烈なインパクトを残し続ける俳優・片桐はいり(60)。“趣味”で映画館のもぎりや掃除のボランティアをするほど映画を偏愛する彼女だが、今の日本映画やドラマに不満がないわけではない。それは女性の役柄が「恋愛の場面しか出番がない」という印象を受けるほど狭いこと。そんなことを吐露した言葉を今週は取り上げたい。「自分がすごくいろいろやりたいのにせき止められている感」があると続けた。
片桐がこうした嘆きをメディアで口にしたのは初めてではない。
「男の人の方がいろんなキャラっていうか、カッコイイの種類が多彩じゃないですか。女の人のキレイのラインっていうのは相変わらず変わんない」(フジテレビ系「ボクらの時代」2014年10月26日)
「30~40代の女の人の役ってバラエティー少ないなってすごく思ってた」(NHK・Eテレ「SWITCHインタビュー達人達」22年9月5日)