著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

期待に応えるのは当たり前 夢以上を与えるから木村拓哉にみんな熱くなる

公開日: 更新日:

「俺この後(予定)ないですよ」
 (木村拓哉TBS系「日曜日の初耳学」1月29日放送)

  ◇  ◇  ◇

 番組で林修と事務所の後輩・中島健人のインタビューに、たっぷり答えた木村拓哉(50)。林が「最後の質問」と前置きして質問しようとすると、「データがいっぱいなんですか?」と木村は聞く。「いや、お時間が来たということなので……」と林が与えられた時間が過ぎたことを伝えた途端、木村が返した一言が今週の言葉だ。この後、木村は想定の時間をはるかに超えた時間を使ってインタビューに答え続け、相手を喜ばせたのだ。

 そうやって木村は相手の期待を常に超える。木村が訪れたことで46万人が集まった「ぎふ信長まつり」でも持ち前のサービス精神でファンを歓喜させたし、TBS系の「さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろかSP」(23年1月9日)でもそうだった。

 青森で美容室を営む男性の妻がかなえたい夢は「夫を木村拓哉に会わせてあげたい」。夫は子供の頃から木村拓哉に憧れ、影響され服装、歩き方、生き方に至るまで木村拓哉を目標に人生を送ってきた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メッキ剥がれた石丸旋風…「女こども」発言に批判殺到!選挙中に実像を封印した大手メディアの罪

  2. 2

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  3. 3

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪

  4. 4

    東国原英夫氏は大絶賛から手のひら返し…石丸伸二氏"バッシング"を安芸高田市長時代からの支持者はどう見る?

  5. 5

    都知事選落選の蓮舫氏を「集団いじめ」…TVメディアの執拗なバッシングはいつまで続く

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  3. 8

    ソフトバンク「格差トレード」断行の真意 高卒ドラ3を放出、29歳育成選手を獲ったワケ

  4. 9

    “卓球の女王”石川佳純をどう育てたのか…父親の公久さん「怒ったことは一度もありません」

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方