女優タレント元・瀬戸早妃 改め咲嬉さん 会社経営に加えFP技能士1級目指し猛勉強中の日々
女優タレント 元・瀬戸早妃 改め咲嬉さん(38歳)
「ミス週刊少年マガジン2003」に選ばれ、グラビアアイドルとして活躍した咲嬉さん。女優としてもドラマ「花より男子」「嫌われ松子の一生」(ともにTBS系)などに出演していたが、最近、名前を聞かない。咲嬉さん、今、どうしているのか。
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■起業してアパレルショップを運営
「2017年に起業して、翌年『株式会社プリエーヴ』を設立。『montresor(モントレゾール=宝物)』という女性向けアパレルのオンラインショップを運営しています。私、舞台が大好きで、とくに宝塚の大ファン。宝塚に観劇デートなどに行くときにおめかしを楽しんでもらいたい、こんなお洋服があったらいいな、という思いで作ったオリジナルやセレクト商品を販売しています」
東京メトロ・銀座駅から徒歩4分の喫茶店で会った咲嬉さん、まずはこう言ってニッコリ。
「オリジナル商品は、デザインを考え、パターンを作ってもらい、布に柄をプリントして生地を作り、セーターは糸を染める工程から、とイチから作っています。作っていただく工場などから信用を得るまでは大変でしたが、今は軌道に乗り、アパレル企業とコラボしたりもして順調です。本当に気に入ってくれた方がリピーターになってくださっています。高校時代、被服部でお洋服を作るのが好きだったので楽しいです」
それにしても、咲嬉さんが“ヅカファン”とは知らなかった。この日の咲嬉さん自身のメークやファッションも、タカラジェンヌのようだ。
「10、20代のときタラカジェンヌのOGの方とドラマで共演させていただき、なんてすてきな方なんだろう、と思っていました。起業の前年、たまたま機会があって宝塚の舞台を初めて拝見させていただいたら、もう本当にすてきな世界でいっぺんに夢中に。タカラジェンヌは、ステージ外ではすべて自己プロデュース。私は15歳で芸能界に入ってからそれまで、歴代のマネジャーさんの指導で自由なファッションを封印し、かたくななまでに自分を厳しく管理して生きていました。その反動もあったのか、タカラジェンヌへの羨ましさと尊敬、憧れを強く感じ、改めて自分の可能性と向き合いたい、という気持ちになったんです」
それで事業を始めて、会社まで起こしちゃうとはすごいパワーだ。
「芸能活動1本でやっていた頃は、とにかく次の仕事を待っている時間が長かった。撮影が入ると朝4時集合で夜中3時まで、というときもあるのに、ないときは何もない。かといって、空いた時間もオーディションやレッスンに備え、アルバイトはしづらい。何もできず時が流れていくのがむなしく、経済的に不安定で、ずっと不安で何とかしたい、何かしたい、と思っていたんです」
なるほど。
「それで、08年のリーマン・ショックの頃に、手探りで投資信託を買ったりして。2、3年前に、キチンと勉強を始めました。ファイナンシャルプランナー(FP)の国家資格を取得し、今は証券会社のYouTubeチャンネル出演や、資産運用のSNSでの情報発信などもしています。コロナ禍になり芸能事務所を離れ、今はフリー。やりたいことを自由にやって、日々、幸せな気持ちがアップデートされています(笑)!」
今年1月に受けたFP技能士2級試験に合格。現在は1級試験に向け猛勉強中だという。
「資格の学校への通学が週1、2回。自宅では毎日、多い日は1日10時間勉強しています。気付いたら朝ということもあります」
会社経営、資産運用の勉強……忙しそうだ。
「今後は複数の“好き”を仕事にし、リスクヘッジしながら活動していきたい。人生一回なので、なるべく笑顔でいたいと思っています」