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高倉文紀美少女・女優評論家

札幌市生まれ。女優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がける。映画パンフレット、芸能プロダクション・企業向け分析リポートの執筆も担当。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

渋谷凪咲は抜群のお笑いセンスを持った超逸材! TV界の“救世主”になる可能性も

公開日: 更新日:

 もうひとつ、彼女が大喜利力を培った原点の場所が、ラジオだ。

 もともとお笑い芸人のラジオ番組を聴くのが好きだったという渋谷は、2015年から2019年まで「NMB48学園」(ABCラジオ)というNMB48の冠ラジオ番組でモンスターエンジンの2人らとともにメインパーソナリティーを務め、大喜利に挑むことも少なくなかった。

■毒舌も絶妙

 渋谷凪咲は大喜利に強いだけでなく、時々やんわりと吐く毒舌も絶妙で、バラエティーの世界で平場と呼ばれているひな壇トークやロケにも強い。しかも、やわらかいルックスとゆっくりしたしゃべり方もあって好感度が高く、将来は川島明バイきんぐ小峠英二のように、ゲストにツッコミを入れたり大喜利力を発揮しながら番組を回す、イマドキなタイプのバラエティーMCとしての活躍も期待される。

 イチゴを思わせるスイートな存在感も魅力的。最近ではサントリー「-196」のCMで千鳥と共演。昨年放送のドラマ「だが、情熱はある」(日本テレビ系)で南海キャンディーズの山里亮太をモデルとした主人公の交際相手役を好演するなど、女優としての才能もじわじわと開花しつつある。

 次はテレビのどのジャンルに渋谷凪咲が起用されるのかというのが、ちょっとした楽しみだ。彼女は、テレビを再び面白くしてくれる救世主なのかもしれない。

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