桜金造 誰もが仰天した都知事選出馬
もっとも、出馬表明は告示3日前の3月19日とギリギリ。「マイクもないし選挙
カーもない。静かな候補が1人くらいいてもいいでしょ」と、やる気の感じられないコメント。選挙ポスターも「都が張ってくれると思ってました。自分で張らなきゃいけないと言われたので、なしです。掲示板の10番のところが僕ですから、そこをじーっと見ていれば僕の顔が見えてきます。これが本当にあった怖い話」と怪談を得意とする桜ならではの迷演説も飛び出した。
熱心な創価学会信者として知られているが、出馬は相談せず独断で決めていたため、学会側は突然の立候補に困惑ぎみ。広報室は「あくまでも個人の立場での出馬であり、当会とは関係ありません。組織的に支援することもありません」とコメントした。
もともと「カネなし、家なし、携帯電話と友達もなし」と世捨て人のような生活を経験したこともある金造だが、知事選もまさに孤立無援の戦い。勝算については「あるわけないよ」「有馬記念に迷い込んだロバが、ゲートが開いて最後尾を走っているようなもの」と弱気な発言も。