隠れ「脂質異常症」は油断禁物…要注意は健康診断の時季

公開日: 更新日:

「中性脂肪食事に気を付ければ下がりやすく、一方で食べ過ぎたり、脂っこいものを取り過ぎたりすると、一気に高くなります。LDLコレステロールの高さと中性脂肪の高さが重なり、治療を受けないままでいたら、より動脈硬化は進行しやすいでしょう」

 さらに、最近明らかになっているのは、LDLコレステロールは「低値安定」が望ましく、高くなったり低くなったりを繰り返すと、脳卒中心筋梗塞のリスクが高まるということだ。数値の状態が悪い人ほど、数値の高低の不安定さが大きなダメージにつながる。

「つまり、LDLコレステロールは数値の変動も見なくてはならないのです。脂質異常症が見逃されていて、しかも数値の変動にも気付かれないでいるのは問題です。余裕をもってLDLコレステロールが低い数値を保っている人はいいですが、ギリギリの数値の人は定期的にチェックして、本当に正常範囲かを見なくてはなりません」

 脂質異常症、高血圧糖尿病はどれも動脈硬化の要因だが、脂質異常症は一番最初に表れやすい。脂質異常症への正しい対策は、その後に起こるかもしれない病気の対策にもなるのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで