世界中で警告続々 「糖質制限ダイエット」は本当に安全か
やっぱり危険なのではないか――。今月6日、糖質制限ダイエットの第一人者だったノンフィクションライター・桐山秀樹氏が心不全のため62歳で急逝した。この訃報を受け、侃々諤々の議論が巻き起こっている。糖質制限は、本当に体に悪影響はないのか。
近年、広く知られている糖質制限ダイエットは、米、パン、麺類、芋などの炭水化物、砂糖を使った菓子類など、糖質を含むものは一切食べず、肉などのタンパク質や野菜はいくら食べてもOKという方法だ。桐山氏は、糖尿病と診断された2010年から糖質制限ダイエットを始め、87キロあった体重を3週間で67キロまで落とすことに成功。以後、糖質制限ダイエットを実践してきた。
もともと、桐山氏には糖尿病による基礎疾患があり、心不全で亡くなったことと糖質制限ダイエットの因果関係はないといわれている。しかし、第一人者の突然の訃報なだけに不安な声が上がるのも無理はない。
そもそも、糖質制限ダイエットは専門家の間でも賛否両論があり、世界中で“警告”が出されているのも事実だ。