環境変化で症状悪化も 糖尿病患者が避難所で注意すべき点

公開日: 更新日:

 また避難所では運動不足は免れません。よく眠れないことも体重増に拍車をかけることになります。

 むろん避難所生活が長引くと、持病の薬を切らしてしまい、治療を中断することになります。

 では、被災地にいる糖尿病の友人・知人、肉親にはどういう声掛けをしたらよいのでしょうか? 現地の医療スタッフに「自分は糖尿病です」と告げて、アドバイスをもらうよう伝えることが大切ですが、それが無理なケースでは、まず水分を多めに取ることです。避難所暮らしではトイレを考えて、なるべく水を取らないという人がいますが、考えを改めるよう伝えてください。

 避難所で出される食事は水分が少ない菓子パンなどが多く、普段通り水分を取っているつもりでも1日トータルの水分は少なくなります。そうなると、血糖値が上がり、血管が詰まりやすくなったり、腎臓が悪くなったりします。

 さらに被災地では感染症にかかりやすくなります。とくに高温多湿の九州ではその心配があります。その備えをするよう伝えるのも大切です。感染症で発熱や食欲不振に陥ると、食物がのどを通らなくなり、「シックデー」という状態になります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  3. 3

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  5. 5

    加賀まりこ「鈴さん」人気沸騰中!小泉今日子と《そっくり》の母親役でフジ月9“夢の共演”を待望する声

  1. 6

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 7

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  3. 8

    永野芽郁「文春砲第2弾」で窮地…生き残る道は“悪女への路線変更”か?

  4. 9

    Kōki,主演「女神降臨」大爆死で木村拓哉がついに"登場"も リベンジ作品候補は「教場」か「マスカレード」シリーズか

  5. 10

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった