人工関節で完治も “3Dプリンター”で膝痛とオサラバする

公開日: 更新日:

 手術法として主流なのが、軟骨や痛んだ膝関節を取り除き「人工膝関節」に置き換える人工膝関節置換術。近年、注目されているのが、3Dプリンターを用いた手法だ。2013年に承認された。

■患者にぴったりの“型”を立体的に作製

「手術前にCTやMRIで脚全体の骨の画像を撮り、3Dプリンターを使って特殊な素材の膝関節モデル(写真下)を立体的に作製します。患者さんの膝にぴったり合ったそのモデルを、手術で膝の中に当てはめ、その形に応じて骨を切除していきます」

 その後で人工関節を埋め込むのだ。

 従来の方法では、手術時にさまざまな道具を用いて「どれくらい骨を削ればいいか」「どの角度で人工関節を埋め込めばいいか」を、医者の経験を加味して決めてきた。

 そのため、削り幅や人工関節を埋め込む角度にズレが生じやすく、医者の経験値によっても左右された。加えて、手術中に検討されることが多いので、手術時間が長くなりやすい。結果的に出血量が増え、術後の後遺症のリスクが高くなり、患者への負担が大きかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”