猛暑でも実は冷えている体の芯 “灸”温めればで楽になる
では、どうするか。朴院長は「背中とお腹、脚に灸をすると効果テキメンです」と言うので、灸をやってもらった。背骨を中心に左右対称の12カ所に灸を据えて5分ほどか、すこーしずつ体の芯が温まってくる。「熱くなったら教えて下さい」と言われて、10分ほどで「熱い」と伝えると、灸の場所をズラす。そうやって灸の場所を変えながら20分やってもらうと、お腹の方までほわ~っと温かくなった。
お腹も同様におへその周りに5カ所、脚も同様に膝の左右に1カ所ずつと足の裏に1カ所だ。
やってもらっているときから血行がよくなったのか、体の軽さを感じた。一通り終わって立ち上がる、体がものすごく軽い。カメラマンいわく、「顔がツヤツヤ」。肩凝りも楽になって、その日はグッスリ熟睡。そして翌朝は、ちゃんとした便がスルッと出た。
「市販の灸は持続時間が1分ほどと短いので、灸を変えながら1カ所10分くらい温めるといい。2、3日に1回ずつやってみると、体の変化に気づくはずです」(朴院長)
家でやるときに灸を置くポイントのツボは、背中の「腎兪」、お腹の「中院」「気海」「関元」、脚の「足三里」、そして足裏の「湧泉」だ。それぞれの場所は、ネットなどを参考にするといい。