ジェネリックのメリットは「安さ」だけではない
このように、ジェネリックの中でも「効果や副作用が同じで、付加価値(メリット)があるもの」であれば、選ぶ価値は高いといえます。もちろん、先発品を選ぶか、ジェネリックを選ぶかは消費者である患者さんの自由です。ただ、国民皆保険制度の維持、薬剤費(医療費)の圧縮といった点を考慮すると、なるべくジェネリックを選択するのが望ましいと個人的には考えています。ジェネリックによって節約できる税金は、巡り巡って自分自身にも、次世代にも返ってくるからです。
ジェネリックは、安かろう悪かろうではないということを広く知ってもらい、適切な薬剤を選択してもらうためにも、薬剤師はしっかりとした情報提供に努めるべきだと強く感じます。