あの“天才子役”間下このみさん 妊娠中相次いだ難病を語る
2度目の妊娠が分かった時はうれしさと同時に、無事に出産しなければ! と気が引き締まる思いでした。死産の後はかなりふさぎ込んで、家に引きこもりの状態で……。でも、そんな時、インターネット上で見つけた言葉がありました。
「亡くなった子は、毎日あなたに小さな幸せを運んできている。あなたはそれに気づいていますか?」という内容でした。ハッとして、前向きに生きるきっかけになりました。
その後、主人と毎晩、「小さな幸せ報告会」をするようになりました。「今日は空がきれいだった」というような何でもないことをベッドに入って報告し合うという(笑い)。そうやって元気を取り戻していった結果、立ち止まることなく、前に進むことができました。
■自分のブログにあった書き込みで光が見えた
でも「抗リン脂質抗体症候群」と分かったのもこの時です。血液検査でやっぱり血小板が少ないので、詳しく検査をして判明したのです。「出産は厳しい。うまくいくか分からない」と告げられました。光が見えたのは、自分のブログで病名を公表したら、ある大学病院の先生から「うちの病院ではこういう出産例がある」との書き込みをいただいたことです。血液を固まりにくくする注射を出産間際まで毎日、打ち続けるという方法でした。