著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

大腸がん手術の病院は「結腸」「直腸」とも首都圏に集中

公開日: 更新日:

 大腸がん手術件数の多い病院を、DPC公開データから抽出して表にまとめました。元のデータが「結腸(盲腸・虫垂を含む)」と「直腸(肛門を含む)」に分けて集計されているため、表もそれに従いました。残念ながら、開腹手術か腹腔鏡手術かといった分類では集計されていません。それでも「結腸がんに強い病院」「直腸がんに強い病院」は分かります。なお、内視鏡による上皮内がんのポリープ切除術・粘膜切除術は、数字に含まれていません。

 他の臓器でも登場するような有名病院が名を連ねています。「がん研究会有明病院」(写真)は結腸・直腸の両方でトップに立っており、大腸がん手術のトップとしての地位を不動にしています。「国立がん研究センター中央病院・東病院」「東京都立駒込病院」「虎の門病院」「埼玉医科大学国際医療センター」「昭和大学横浜市北部病院」など、大腸がんに強い病院の多くが首都圏に集中しています。首都圏以外では、大阪、広島、静岡に手術件数の多い病院がありますが「大腸がんは首都圏」という構図を崩すまでには至ってません。

■首都圏希望の地方患者は数カ月待たされる

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ