4Kモニターで声帯病変を“見える化” プロ専門のクリニック
歌声の不調の中には、声帯そのものに障害がなくても、声帯の調節が不調になる症例もある。その場合、専門医でも診断ができず、従来の音声治療では治らない。しかし、駒澤院長は国内で唯一、以前からこの状態について学会発表を続けており、リハビリによる治療を行っている。
「患者さんの中には稽古で声帯を使い過ぎて、声帯炎を起こして駆け込んでくる患者さんもいます。その場合、遅くても本番3日前に受診して集中的な治療をすれば、クラシック以外であれば何とかしのげることが多い」
声を使うパフォーマーにとっては唯一無二、頼れるクリニックだ。
▽奈良県出身。2007年奈良県立医科大学医学部卒。国際医療福祉大学病院で研修後、同大三田病院耳鼻咽喉科、山王病院・国際医療福祉大学東京ボイスセンターで勤務。16年12月開院。〈所属学会〉日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本喉頭科学会、日本音声言語医学会など。