S状結腸がん<3>「がんに効くという高価なサプリが100円ショップに」

公開日: 更新日:

 ただし担当医には、サプリメントの試用について黙っていた。事前に温泉治療の計画を話すと、反対はされなかったものの、「病気というのは、平らなベッドに寝て治すものです」との言葉を聞いたことがあったからだ。

NHKラジオの「英語講座」が役立った

 先に羅列したサプリメント類については、体験者の話が多くの書籍になっていた。「効果があった!」「がんが治った!」などである。

 岡田さんは半信半疑ながらも、「わらにもすがる思い」で、セット10万円という高価なものも試してみた。あるいは、サプリに添えられた手紙の中に「処方より多く飲むといいです」と書かれていたことを素直に実行した。

 効果はどうだったのか。

「ある日、100円ショップに行くと、がんに効果があるといわれていたサプリメントが、1袋100円で売っていましたね」  

 それでも湯治、補助補完・統合療法、さらにがん患者との市民パネル、各種がんセミナーの参加、米国・がん協会の訪問は、肉体的だけでなく、精神面にも大きな支えになったという。 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ