大学病院で評判 管理栄養士が自ら実践「麦食」のススメ

公開日: 更新日:

「食物繊維が豊富。食物繊維には水に溶けにくい不溶性と水に溶ける水溶性があります。麦はとくに水溶性が非常に多いのです」(赤石氏)

■カギはβ-グルガン

 精白米の100グラム当たりの食物繊維総量は0.5グラムで水溶性は微量。雑穀の一種「アマランサス」は総量7.4グラム、水溶性1.1グラム。対して、麦(押し麦)は総量9.6グラム、水溶性6グラムと、穀類の中では極めて多い。

「麦の水溶性食物繊維はβ―グルカンという注目の成分。水溶性食物繊維はほかの食品にも含まれていますが、β―グルカンとは微妙に性質が違います。β―グルカンには食後の血糖値を是正することがわかっています」(濱氏)

 研究によって、食後の血糖値、インスリン分泌ともに、白米より麦ご飯の方が低いという結果が出ている。 

「注目すべきなのは、セカンドミール効果です」(赤石氏)

 朝食にβ―グルカンを摂取すると、血糖値、インスリン分泌を抑制する作用が昼食の時まで持続する。病院では昼食だけだが、理想は、朝、昼の1日2食。するとセカンドミール効果が夜まで続く。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった