ダルや松坂も幼少期に実践 裸足と運動神経の不思議な関係
「裸足で運動遊びをすることは子供の運動能力にプラスに働きます。走ったり跳んだりする動作は足で地面をしっかり蹴らなくてはいけません。裸足で過ごすことによって足指が自然と使われて足裏の感覚が養われます。最近よく見かけるのは、合わないサイズの靴を履いていることです。足の機能が失われないように、靴は慎重に選んだ方がいいでしょう」
子供はすぐに成長するからといって大きめの靴を履かせるのはNG。事前に足のサイズを測り、成長に合った靴を選ばないと運動能力が低下する可能性が高まるという。
ちなみに裸足だとケガが多く、感染症になりやすいイメージがあるが、必ずしもそうではない。
福岡県内の幼稚園では裸足教育が始まった年以降、園児数が変わらないのにケガの件数は減ったという。宮崎市内の小学1年生61人を裸足、ときどき裸足、靴にわけて、風邪の罹患状況を調べたところ、裸足群は8カ月で7.23日風邪をひいたが、靴群は16日だった。
親が安全を確保したうえで、子供は裸足で遊ばせた方がよさそうだ。