気管支サーモプラスティで難治性喘息のコントロールが可能に
治療後一時的に悪化する患者さんもいるため、入院による治療期間は1週間ほどです。この治療で効果が得られる患者さんは7割ほどです。実際に治療し経過を観察しないと、効くか効かないかはわかりません。1回の治療は40万円ほどで、このうち1~3割負担になります。
ただ、何度もこの連載で伝えているように、従来の薬でコントロールできない難治性喘息は多くはありません。難治性だと思っていても、専門医のもと、適切な診断で、その人に合った治療法を行えば、見違えるほど症状をコントロールできるようになる人も実際にいるのです。
=おわり
(NTT東日本関東病院呼吸器センター・放生雅章センター長)