慢性痛がつらいなら…BS-POPと2つの質問が治療のポイント
「非器質性疼痛の割合が大きい人は、音楽でも運動でもおいしいものを食べるでも何でもいいので、好きなことをやる。それによってセロトニンというホルモンが分泌され、痛みが軽くなる。神経障害性疼痛の割合が大きい人は、この疼痛に用いるプレガバリン(商品名リリカ)や抗てんかん薬などが効きます」
プレガバリンは、服用後1週間以内でふらつきなどの副作用が出現する場合が少なくないので、様子を見ながら少量ずつ服用。2~3カ月で有効か無効かを判断し、無効であれば別の薬を使う。
ほかにも「ウオーキングやストレッチ、水泳などで体を動かす」「痛みゼロを目標にするのではなく、“やりたいことをできるように痛みを抑える”を目標にする」「“痛いから○○できない”から、“痛みがあってもできることがある”への認識の転換」などが慢性疼痛改善につながることが分かっている。
「今は慢性疼痛が“治る”時代。慢性疼痛の治療に力を入れている整形外科や神経内科をぜひ受診してください」