動かない時計の幻覚が…チョコボール向井さん脳出血を語る

公開日: 更新日:

 幸い、2週間目には症状が落ち着いて点滴が取れ、流動食になりました。でも、口とか食道とかも麻痺しているからうまくのみ込めないんです。飲み物にもとろみをつけられて……イヤでしたねぇ。

 後遺症は重度で、手も足もまったく動きませんでした。立ち上がることさえできず、移動は車イス。体重は中高生の時以来の69キロまで落ちました。AV時代は85キロ、プロレスラー時代は90キロあったから、ガクッときました。

 周りの患者さんたちは60代、70代の方が多いのに、何で50歳の自分が……と悔しくて、恥ずかしくて。周囲には私だと気付かれますしね。最初は車イス姿を誰にも見られたくなかったです。

 でも、入院中はたくさんの仲間や友人がお見舞いに来てくれて感激しました。AV男優では誰よりも早く加藤鷹さんが来てくれました。入院5日目だったかな。5万円の見舞金もいただきました。5万円ってAV男優の1日分のギャラですからね。その後もほぼ毎日、AV女優や監督、AV男優のしみけんくん、プロレス仲間、お店のお客さまが続々とお見舞いに来てくれて、本当に励みになりました。周りは一体、何だろうと驚いていたでしょうけど(笑い)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  2. 2

    五輪ニッポン「破産」するスポーツ団体が続出か…JOCは早くも助成金の大幅減額通達

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  4. 4

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  5. 10

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは