伊の大衆歌曲「カンツォーネ」でインナーマッスル活性化
「オー・ソレ・ミヨ」や「忘れな草」「サンタ・ルチア」の代表作で知られるカンツォーネは、イタリアで400~500年前から歌われてきた“民謡”である。
戸山会長は武蔵野音楽大学声楽科卒業後、イタリアに留学し、本場で二十数年間、カンツォーネを学んだ。これまで日本やイタリアで受けた受賞数は数えきれない。
「石井好子音楽事務所」(シャンソン歌手=1922~2010年)の専属歌手第1号だった戸山会長は、日本カンツォーネ界の第一人者だ。
「私はこの年で、まだ一度も風邪をひいたことがありません。病院も行ったことがない。顔のつやもいいでしょう」
1曲3~5分というカンツォーネは、空気を切り裂くような高い声や、伸びのある音声が要求される。
日々、カンツォーネを歌うことによって普段使われていない腹の回りにある横隔膜、腹横筋など(インナーマッスル)が鍛えられて活性化し、血流がよくなっているのだ。
目黒区内の音楽スタジオで定例のレッスンに参加していた女性たちは60~70代。カンツォーネ歴10、20年というプロ級のベテランたちである。コンサート経験のある女性も何人もいる。