脳<下>ランセット誌に掲載 認知症を回避する9つのポイント

公開日: 更新日:

「まだエビデンスは少ないですが、WHO(世界保健機関)も『認知機能トレーニング』は有効だと指摘しています。ただし、効果が期待できるのは頭をしっかり使って考える問題です。反射神経を競うだけのゲームには、あまり効果はありません。考えて答えを出す問題でも、同じ問題を繰り返し続けていても意味がありません。常に新しい問題やゲームに挑戦することがポイントです」

 米国では、認知症予防に「人生ゲーム」が活用されているという。何人かが顔を合わせて「コミュニケーション」を取りながら「頭を使う」、ゲームをしながら「自分の人生を振り返る」というのが良い点だ。「マージャン」「オセロ」「囲碁」「将棋」などのゲームも勧められるという。

■5時間20分超のおしゃべりは逆効果

 特に一人暮らしで、定年後に他人との交流がなくなり、会話もないという「社会的孤立」は絶対に避けなくてはいけない認知症のリスク要因だ。人の脳は、しゃべることで神経細胞同士のやりとりが盛んになり、脳が活性化する。会話のない生活が多いと使われない神経細胞のネットワークが除去されてしまうのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末