太らないために正月休み前に知っておいてほしい2つのこと
2020年の本連載も今回が最後。読者のみなさんの中には、ひと足早く仕事納めをした方もいるのではないでしょうか? 例年、年末年始は太りやすく、結果的に血糖、血圧、脂質の数値が上がりやすい。理由としては、忘年会、新年会で摂取カロリーや飲酒量が増えること。お正月で非日常の日々が続き、生活スタイルが乱れやすいこと。“食っちゃ寝”の数日間で、しかも食べるものが塩分や砂糖の量が多いおせち料理、太りやすい餅に偏りがちなことなどが挙げられます。
血糖、血圧、脂質は一年の中でも変動し、秋から冬は、春から夏にかけての季節より数値が高くなることも、私たちの研究で明らかになっています。食生活の乱れ、活動量の減少、季節的な要因というトリプルパンチで「年明け、測定したらびっくり」とならないように、少しだけ気をつけた年末年始を過ごしてください。
休み期間中、ぜひみなさんにやっていただきたいのは、1日のうち1回は、ストレッチや軽い運動をすること。テレビを見ながらつま先立ちをするのでもいい。スクワットもお勧めです。自宅の中ででき、筋肉量が多い下半身を鍛えられます。人通りが少ない場所を散歩するのもいい。