喘息治療がコロナ感染と重症化を抑制 2つの薬がポイントに

公開日: 更新日:

 むしろ、喘息の治療で吸入ステロイド剤を使い、空気の通り道である気道の炎症を抑制できていると、コロナに感染しにくく、重症化しにくいともいわれている。

 一方で、喘息患者の中には「今は症状がないから喘息の薬を飲まなくてもいい」と思っている人もいるだろう。しかし、それは間違いだ。

「喘息の症状は氷山の一角。喘息は症状がなくても、気道の炎症が常にある病気なのです」

 喘息の症状である咳、痰、息苦しさ、「ぜーぜー、ひゅーひゅー」という喘鳴は、花粉、風邪などのウイルス感染、たばこの煙、気温差、気圧の変化、日内変動、体内ホルモンの変動などで生じる。喘息で常に気道が炎症を起こしていると、気道が敏感になり、ちょっとした刺激によって気道の平滑筋が収縮し、気道が狭くなるからだ。

「表面に出るのは症状だけですが、ベースには気道の炎症があります。炎症をしっかり取ることが、喘息の治療では非常に重要なのです」

■治療の一時中断は難治化を招く

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  5. 5

    露呈された韓国芸能界の闇…“兵糧攻め”にあうNewJeansはアカウントを「mhdhh」に変更して徹底抗戦

  1. 6

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  2. 7

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  5. 10

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い