やたらと喉が渇く…何かの病気のサインでしょうか?
初期の慢性腎不全の患者さんも尿量が一時的に増えるため、喉が渇く原因となります。
シェーグレン症候群は自己免疫疾患の一種で、唾液腺に障害をきたし、味覚障害やドライマウスを起こします。
また、この時期に花粉症治療薬の副作用の一面として喉の渇きを訴える患者さんがいます。
花粉症治療薬に含まれる抗コリン成分には、唾液の分泌を少なくする作用があるからです。花粉症治療の薬を飲み始めてから喉の渇きが気になるという方は、かかりつけ医に相談してみましょう。
病気が原因で喉が渇く場合、別の症状も出てくるはずです。糖尿病や甲状腺疾患なら、生活習慣は変わらないのに、1カ月で2~3キロ体重が減ります。
足がひきつったり、トイレの回数も増えるケースもあり、これらの症状は電解質異常症でも表れます。
甲状腺疾患なら、首が腫れたり目がクリッとしてきます。
また尿量の調節をするホルモンが正常に働かなくなる尿崩症では、冷たい水ばかり飲みたくなるのが代表的な症状です。