新型コロナワクチンの「副反応」について正しい知識を学ぶ
【Q】ワクチンを複数回接種する場合、副反応が出やすいのは?
【A】「1度目の接種によって体内にある程度の免疫状態が作られるため、2度目の接種の時に強く出ることが一般的です。接種した人の免疫応答によって起きるので個人差があり、一人一人違うので完全にゼロにすることはできません。そのため、接種後は15~30分待機し、アレルギー反応が出れば対症療法を行います。一方で、『有害事象』と呼ばれるワクチンとの因果関係がはっきりしない症状が生じることもあります。たとえば、ワクチン接種後に頭痛がして、それが接種によるものか、ストレスや気圧の変化などによるものか、判別できない場合です。こうした概念も認識しておいてほしいです」
海外の報告によれば、ワクチンの副反応で多いのは打った筋肉部位の痛み(75%)、倦怠感(50%)、頭痛(44%)、発熱(25%)という。いずれも通常1~2日で治まる一過性のものとされている。
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