「途中から記憶がない」は問題飲酒…飲み方を変えるポイント

公開日: 更新日:

「最初に、自分がどれくらい飲んでいるかを知るべき」

 お酒を飲んだ日はカレンダーに印を付ける。その日に飲んだ量をメモする。もともと適量飲酒の人は別にして、日頃から多量飲酒していた人は、量を可視化することで、「これは、体にもお財布にも、良くない」と思うかもしれない。

「お酒を飲むときは必ず食事を取りながらにする。また、お酒の代わりに炭酸飲料を飲むことで、飲酒量を減らせられる人は少なくありません」(斉藤さん)

 記者の友人にも、炭酸水を作る機械を購入し、酒量が激減した人がいる。「ハイボールが好きで飲んでいたのではなく、シュワシュワシュワという喉越しが好きで飲んでいたことに気づいた」とのこと。今は、ノンアルコールビールをはじめ、ノンアル飲料が結構売られているので、それらを応用するのも手だ。

「有酸素運動もアルコール摂取量を減らす上で役立ちます」(斉藤さん)

 有酸素運動が心を安定させる脳内ホルモンを分泌し、またストレス解消効果もあるので、減酒につながる。ちなみに、記者は大のお酒好きだが、スポーツジムに通い始めたことで、お酒を飲み始める時間が遅くなり(スポーツジムへ行く前は、休日は昼からワインを飲んでいた)、結果的に休日の酒量が減った。お試しを。

 ただし、これらを実行しても「問題飲酒」が続くようなら、早い段階でアルコール依存症を診る医療機関の門を叩いた方がいい。断酒一辺倒ではなく、「減酒」を目標とした取り組みをしているところもある。まずいかも、と思ったその時が、行動を起こす時だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」