もともと仲の良いカップルはコロナ感染拡大で性交回数が増加
一方、全体の過半数を占めた「平時は月1~9回」の群は、減少傾向にあった。「月0回」と答えた人も増えた。テレワーク層と非テレワーク層のセックスについては、大きな変化はなかった。
「イタリアの研究では、男性の方が性欲減退を感じていましたが、日本のTENGAの研究では女性で顕著な減少が見られました」
女性全体では、平時の性欲の強さ4(平均値=10が最も強く、1が最も弱い)が、2月以降は3・6~3・7に。男性全体ではあまり影響を受けていないという結果で、「7都道府県・独身・ひとり暮らし」という条件の男性ではむしろ上昇傾向にあった。
「私はカウンセラーと一緒にカップルカウンセリングも行っています。カウンセラーの話では、もともと仲が良いカップルではコロナ禍で結びつきが強まり性行為の増加につながっている。しかし家庭内に鬱積したものを抱えており、性行為もないカップルでは、性行為の機会は一層失われ、カップルによっては身体的・精神的DVに陥りやすい可能性もあるとのことです」
明日は、コロナと精子の質の関係について取り上げる。