活動弁士の片岡一郎さん網膜剥離になって「厄年の意味を実感」

公開日: 更新日:

 右目は無事だったのでなんとか本番のライブを終え、いざ病院へ……と思ったのですが、世間は連休でした。眼科も休診だったので、ダメ元でメガネ屋さんに併設されている眼科に行ってみました。案の定、「うちでは検査できません。眼底カメラのあるところで診てもらってください」と言われてしまい、予約を取って2日後に眼底検査のできるところへ行ったんです。

 すると、今度は「目の中でかなり出血しているので、うちではこれ以上調べられません」とのことで、大学病院を紹介されました。もうその頃になると真っ白だった左目の内側半分は暗くなっていて、時折、稲妻のような光が走っていました。

 今どきは、幸か不幸かネット検索で何でも調べられるので、だいたい察しがつくんですよね。自分でも網膜剥離っぽいなと思いながら、一方ではもう少し簡単な病気の可能性も捨てきれません。「点眼薬で治るやつだったらいいな」という願望と、「いや、さすがにこれは網膜剥離でしょ」という思いが行ったり来たりしていました。

 紹介された大学病院を受診すると、当然のようにそのまま1週間入院になりました。予想していたものの入院準備をしていかなかったので「一度帰りたい」と言ってみましたが、「ダメに決まってるでしょ。歩く衝撃でさらに剥がれますよ」と言われて従うしかありませんでした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」