足<上>「足寿命」を決めるポイントと3つの体操 国内初の足の総合病院院長が教える
また、足の筋力や柔軟性が衰えると、ふくらはぎから心臓に向けて血液を戻す「ポンプ機能」がしっかり働かなくなる。
すると、血液やリンパの流れが滞るので、冷えやむくみが起こるのだ。アキレス腱も硬くなると足にうまく力が伝わらず、歩きにくくなったり、転倒しやすくなったり、さまざまな弊害が生じる。
では、足寿命を延ばすためにはどうしたらいいのか。
「大切なのは、①足首のやわらかさ(関節の柔軟性)②土踏まずの形(足のアーチ)③足裏の筋力、の3つです。これらは足のバランスを保つために必要不可欠な要素です。つまり、これらを鍛えれば、足の機能はどんどん回復し、足寿命を若返らせることができます」
そこで菊池院長が勧めるのは「3つの体操」。
まずは、この体操で足のアーチを整え、正しい歩き方ができる足をつくることから始めるといいという。やり方はこうだ。
【足首のやわらかさを取り戻す「壁ドンふくらはぎ伸ばし」】