「失踪白人女性症候群」は米国社会の病根をあぶり出す
亡くなったギャビーさんの家族の気持ちは察するに余りありますが、あらゆる失踪事件は人種にかかわらず同等に扱われるべきというのも当然の指摘です。
しかし、ここにはもっと根深い問題が隠されています。アメリカ人には「白人女性は常に犠牲者である」というステレオタイプが刷り込まれているため、多くの黒人男性が無実の罪に問われたり、暴徒化した白人に殺される出来事が繰り返し起きてきました。
今回のランドリーは白人で事件自体に人種は関わっていないようです。しかし人種偏見がアメリカ人の目を曇らせる病根と考えれば、「失踪白人女性症候群」も立派な病と言えるかもしれません。