著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

ストロング系チューハイ「2本目」に手を伸ばす前に考えてほしいこと

公開日: 更新日:

 アルコール依存症に詳しい精神科医などの話を聞くと、最近、ストロング系チューハイによるアルコール依存症も増えているそうです。

 それを受けて、飲料メーカーの「オリオンビール」は、2019年5月に発売を開始したストロング系チューハイ「WATTA STRONG」を、19年末には商品群から外しました。

 代表取締役のインタビュー記事を拝見すると、アルコール依存症の方をサポートしている団体や当事者に現状を伺う機会があり、「コンビニで買った高アルコールチューハイを1~2本飲み、酔っぱらって倒れるように寝る。そのような習慣を持つアルコール依存症の人はすごく多い」といった声を耳にし、販売をやめることを決断したそうです。同社のストロング系チューハイは、チューハイの売り上げの4割を占めていた商品で、またストロング系チューハイの販売中止は業界初だったとのこと。

 メーカーがそのように動いたのはなぜか? ストロング系チューハイの2本目に手を伸ばす前に、ぜひ考えてみてほしいです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由