大腸がんと闘う漫画家ひるなまさん「検査画像の“サイン”にピンときました」

公開日: 更新日:

 その後、痛みは治まったものの、心配性の夫が「明日、別の病院に絶対に行け」と言うので、ネットで見つけた近所の小さな胃腸科クリニックを受診したのです。すると、触診だけで異常を察知した院長先生は、すぐさま大きな病院に電話をし、検査の予約を取ってくれました。その時点では「お腹に何かある」ということしかわかりません。

 胃カメラで胃に異常がないことを確認したうえで週明けに紹介された大病院へ行くと、お腹の検査と手術準備を同時並行でいく段取りになっていました。造影剤を使ったCTや血液検査、心電図、肺機能検査でヘロヘロだったうえ、帰宅後には一日下剤を飲んで、翌日には注腸造影検査で腸内の画像を撮影しました。

 その直後、画像を見ながら説明を受けたとき、腸の一部が極端に細くなっている「アップル・コア・サイン」があってピンときました。大腸がんと関連があることを、以前に仕事で調べたことがあったのです。5センチ以上の腫瘤が横行結腸を圧迫しているとのことでした。がん確定はまだでしたが、「腫瘤が何であれ、手術は必須」と言われました。

 翌日に患部の組織を採取して1週間後にがんが確定。手術日はさらにその1週間後でした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  4. 4
    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

  5. 5
    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6
    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

  2. 7
    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

  3. 8
    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

  4. 9
    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

  5. 10
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し