ちなみに、冒頭の感染症対策アドバイザリーボードでは現在主流のオミクロン株はデルタ株に比べ、世代時間が約2日(デルタ株は約5日)に短縮、倍加時間と潜伏期間も短縮し、感染後の再感染リスクや2次感染リスクが高く、感染拡大の速度も非常に速いことが確認されているとしている。また、デルタ株に比べて相対的に入院・重症化リスクは低いが、感染の致命率は、季節性インフルエンザの致命率よりも高く、死亡者は、昨年夏の感染拡大と比べ、80歳以上の占める割合が高くなっているという。
なお、海外では日本とは異なる種類のオミクロン株への置き換わりがみられる。その重症度は不明だが、警戒が必要だ。