新型コロナに感染したら3~6カ月は「血栓症」に注意すべし

公開日: 更新日:

 世界的な医学誌BMJに掲載された約100万人の新型コロナ感染者を対象としたスウェーデンの研究では、新型コロナ感染によって深部静脈血栓症や肺塞栓症を起こすリスクが状況により5~46倍に増加していたと報告されている。

 やはり、新型コロナに感染した場合、血栓症のリスクがあることを頭に入れて、注意したほうがいい。

「同じスウェーデンの研究では、新型コロナに感染してから、深部静脈血栓症で最長3カ月間、肺塞栓症で最長6カ月間は発症リスクが高まると報告しています。また、新型コロナ感染症が軽症だった人でも、肺塞栓症を起こすリスクは通常の7倍でした。この研究はデルタ株以前の感染者が対象で、いま主流のオミクロン株では血栓症を起こす頻度は少なくなっているといいますが、中国の研究では3%くらいに静脈血栓症が認められます。感染した場合、新型コロナ感染症自体は軽症で、7~10日間の自宅療養期間を問題なく終えたとしても、その後、数カ月間は血栓ができやすくなっていると考えて、注意したほうがいいでしょう」

■ふくらはぎを動かし、コップ1杯の水を飲む

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ