コロナ感染者の10%に後遺症…「だるさ」「胃酸逆流」がリスクを上げる

公開日: 更新日:

 コロナ回復後も症状が継続するコロナの後遺症。前回に続き、知っておくべきことをヒラハタクリニック(東京・渋谷)の平畑光一院長に聞いた。

■コロナ自体は軽症。それでも後遺症が出る?

「軽症、または無症状だから大丈夫、というのは一切ありません。イギリスの51万人の感染者を対象にしたデータでは、コロナの症状が軽い方が倦怠感の後遺症が出やすいと報告されています」

■原因は?

免疫システムが自身の細胞を攻撃する自己免疫反応や血管内皮の炎症、血管内に無数にできた小さい血栓などが指摘されています」

■症状は?

「最も多いのが、日常生活を送るのが困難になるほどの倦怠感。気分の落ち込み、ブレーンフォグ、頭痛、息苦しさ、体の痛み、不眠、動悸、食欲不振、味覚・嗅覚障害、脱毛、咳など、200以上の症状が挙げられています。なお、ブレーンフォグとは、頭の機能が落ちること。簡単に言えば2日くらい徹夜した後ぐらいの頭の感じで、文章は読めるけど意味が理解できない、なかなか覚えられない、など」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  4. 4
    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

  5. 5
    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6
    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

  2. 7
    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

  3. 8
    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

  4. 9
    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

  5. 10
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し