著者のコラム一覧
奥真也医師、医学博士、経営学修士。医療未来学者

1962年大阪生まれ。東大医学部卒業後、フランス留学を経て埼玉医科大学総合医療センター放射線科准教授、会津大学教授などを務める。その後、製薬会社、薬事コンサルティング会社、医療機器メーカーに勤務。著書に中高生向けの「未来の医療で働くあなたへ」(河出書房新社)、「人は死ねない」(晶文社)など。

糖尿病は生活習慣病から遺伝子病へ 診療と治療は今後どう変わるのか

公開日: 更新日:

 すでに1型については15以上の遺伝子領域が、2型についても10種類以上の遺伝子領域が糖尿病発症に関与していることが解明しつつあるという。しかし、遺伝子が同じ双子でも糖尿病になる人とならない人がいる。そのため、遺伝子の塩基配列の変異以外のメカニズムで遺伝子の変異を制御して生体に変化をもたらす「エピジェネティクス」の研究が注目されている。食事運動など、どういうときにその現象が起きて糖尿病を発症させるのかの研究も進んでいる。

 さらには計測機器による糖尿病の予防も今後、劇的に変化すると奥氏は言う。

「糖尿病の人はいきなり糖尿病になるわけではありません。多くの場合、糖尿病になりやすい遺伝子を持った人が糖尿病のスイッチ(エピジェネティクス)を押す不摂生な生活を続けた結果、発症します。その間、血糖値の悪化を知れば、不摂生を改める努力をするでしょう。従来は血糖値は病院に行かなければ計測できませんでしたが、今後は手軽に長期間計測できるようになり、糖尿病予備群の多くは健康を取り戻せるようになるでしょう。その切り札になるのがウエアラブル計測機器です」

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