【AST・ALT】100を超えると慢性肝炎や脂肪肝の可能性がある
しかし、100を超えてくると、慢性肝炎や脂肪肝などの可能性が出てきます。その場合、ALTがASTより高ければ、アルコール性肝炎かもしれません。また両方とも500を超えると、急性肝炎の可能性が出てきます。ただし、健診の結果が届くより先に具合が悪くなって、病院に行くことになりそうです。
ASTのみが高いと、心臓が悪い可能性が出てきます。心不全や心筋梗塞で心筋が壊れると、ASTが血中に出てくるからです。実際、ASTは心臓病の診断指標のひとつになっています。もちろん本当に心筋梗塞だったら、悠長に健診を受けるどころではありません。しかし、心不全の初期など自覚症状がほとんど出ていない段階なら、ASTがきっかけで見つかることもあり得るのです。