ベトナム・ハノイで何度でも食べたい「ブンボーナンボー」

公開日: 更新日:

 ベトナムのハノイで食べた「ブンボーナンボー」が好みの味すぎて、ハノイに実質3日ほどしか滞在していなかったというのに、2度店に行ってしまった。

「ブン」はお米の粉で作ったベトナムの定番細麺、「ボー」は牛肉、「ナンボー」は南部。つまり、ブンボーナンボーは「南部で食べられる牛肉麺」。北部であるハノイにはブンボーナンボーの有名店が2軒あるようで(青い看板と緑の看板)、不思議とその2軒は隣り合わせ。時間の関係で2度とも“青い看板”で食べた。

 ブンボーナンボーは、汁なし和え麺だ。ゆでて冷ましたブンの上に、炒めた牛肉、モヤシ、青パパイヤ、ニンジン、レタス、香草、オニオンチップ、ピーナツが盛りだくさんにのっていて、器の底にたまっているタレが全般に行き届くよう、よく混ぜ合わせる。

 ベトナムの麺屋ではだいたいそうだが、ライムが「ご自由に」と机の上に置かれているので、ライムをたっぷりしぼってからいただく。

 ニョクマム(魚醤の一種)、レモン、砂糖などで作ったとおぼしきタレが、辛くもなく、しょっぱくもなく、こってりでもなくで、いいあんばい。オニオンチップとピーナツによって、ムニュッ、シャキッの中にカリカリッも加わり、味も食感も楽しかった。

 ベトナム中部のダナンでもブンボーナンボーを食べたのだが、私個人的には、ハノイの店のものが好きだった。ベトナムで食べた麺のうち、ぶっちぎりでおいしさ第1位にランキング。 (和)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  4. 4
    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

  5. 5
    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6
    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

  2. 7
    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

  3. 8
    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

  4. 9
    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

  5. 10
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し