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下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

友人と食事したりたばこを吸ったり…これも自宅での在宅医療だからこそ

公開日: 更新日:

「この前のMRIの結果だと、脊柱管が細くなってることがわかったんです。脊柱管狭窄症はひどくなるとしびれたり、便意や尿意がなくなったりするんですが、それはまだのようですね」(私)

「はい」(患者)

「ただ何年も動かず筋力が落ちているので、果たしてどれくらいで回復するかは、わからない状況ではあります」(私)

 日常生活を送るために、最低限必要な日常的な動作(ADL)の確保のためにも筋力の維持は重要です。

「歩けたらいいけど、外に出歩こうとは思ってない。部屋の中で寝たきりじゃなくて、ある程度この部屋で行ったり来たりできるようになればいいです」(患者)

 それでも希望を捨てず、ご自宅でできることや楽しみを見つけたり、願望をもって生活されたりする姿に、私たちもほっとするのでした。

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