いつまでも健康ではいられない…今から備えておくべき「3つのこと」
老いて思うように体が動かなくなったら……。健康な時はピンときていない人が大半だろう。老いに備えてやるべきことは? 「まるちゃんの老いよボチボチかかってこい!」を出版した丸尾多重子さんに話を聞いた。
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介護に関わるさまざまな人が集い、手作りのランチを食べながら本音を話せる場として、丸尾さんが「つどい場さくらちゃん」を兵庫県西宮市で開いたのは2004年3月。両親と兄を10年間在宅介護した経験がもとになった。現在は、丸尾さん、そして丸尾さんをサポートする3人の仲間(通称「フォーエバーレディース」)が中心となり、活動している。
丸尾さんが人生初の入院をしたのは2021年10月。転倒し、「手が痺れて力が入らずコップを落とす」、さらに数度のてんかん発作を起こしたため、検査入院となったのだ。この時ははっきりとした診断名はつかず、退院後は介護認定を受け、要支援2となった。
新たに異変が起きたのは、その年の12月30日午前3時過ぎだ。