【大腸がん検診】発見は1万人に6~10人…陰性でも安心ではない
陽性者には「大腸内視鏡検査」が勧められます。痔の人でも、奥に本物のがんが潜んでいるかもしれません。また会社の健診で陽性になった場合は、拒むのは難しいでしょう。陽性者の約6割から7割が、内視鏡を受けています。そして受けた人の2~3%に大腸がんが見つかります。
つまり1万人が大腸がん検診を受けたとすると、便潜血検査で500人が陽性になり、そのうちの300~350人が内視鏡を受け、最終的にがんが見つかるひとが6~10人、というわけです。 ただし陰性だったとしても、完全に安心というわけではありません。出血しない小さめのポリープを持っている人は、意外と多いからです。そのこともあって、大腸がん検診は毎年受けることが推奨されています。=おわり