片頭痛持ちは、登山・ゴルフ・テニス・朝のウオーキングに要注意
一方、テニスとゴルフは、ボールを目で追うだけではなく、屋外で行う種目であることも片頭痛に良くない。晴れて日がサンサンと差す中でのプレーは、視覚的に脳に刺激がいきやすいからです。
片頭痛持ちだけどゴルフやテニスを楽しみたいという方は、サングラスと帽子を必ず装着してください。そして休憩中には糖分が入ったドリンクを飲む。日差しやボールを追う刺激で広がった脳血管を縮めるのに、一役買ってくれます。
11月はもう登山シーズンとはいえないでしょうが、たとえ登山にいい季節であっても片頭痛持ちの人は標高の高い山に登ることは控えたほうがいいでしょう。酸素が平地より少し薄く、気圧も低い標高の高い山は、頭痛持ちの人でなくても、頭痛を引き起こしがちです。また、この酸素の薄い状態に脳血管が拡張するため、片頭痛持ちの方はよく高山病を起こされることが多いようです。
登山として出かけなくても、たとえば行楽でケーブルカーに乗って移動したら、想像よりかなり標高の高い場所にいた、ということもあるかもしれません。これも片頭痛の引き金になります。行楽時には念のため、アメなどの少量の甘いものと、頭痛薬を持参するのがいいでしょう。