著者のコラム一覧
下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

「特別訪問看護指示書」の提出で週4回以上の訪問看護を受けられるようになる

公開日: 更新日:

 当院で在宅医療を利用する患者さんは「介護保険」か「医療保険」のいずれかを利用されています。

 介護保険は、いわゆるヘルパーさんによる排泄の介助や訪問入浴など。医療行為には該当しないが、生活において重要な活動を補えるサービスを割安で受けることができます。

 主に65歳以上の高齢者が利用可能。ただし40~64歳でも、関節リウマチ、認知症などの特定疾病に該当し、要支援・要介護認定を受けた場合、同様の扱いとなります。

 一方、医療保険は、病院などで治療が必要なときに利用する保険です。

 その患者さんは卵巣がんを患う53歳の女性の方でした。

 短い距離であれば伝い歩きができますが、長い距離は車いすを利用しなければならず、日常生活動作(ADL)が高いとは言えない状況。

 これまでご自身の貯金を取り崩しながら通院治療してこられましたが、通院が難しくなったことから在宅医療を開始。

 卵巣がんは末期ではなく、53歳という年齢もあって介護保険は適用されず、医療保険を利用。自己負担額は、この女性の場合、4万円以下となりました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ