糖尿病は“治る”時代…いまこそ患者への偏見を是正すべきだ

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 それは単なる邪推にとどまらない。一度糖尿病と診断されると「健康な人より短命になりやすく他の加入者と不公平になるから」と生命保険の加入を断られて住宅ローンを組めなかったり、割高な保険料を押し付けられたりする場合が少なくない。さらには、結婚や就職の障壁になったりする。

 こうした差別は、知らず知らずのうちに糖尿病患者の心を侵食し、「自分は糖尿病だから」と消極的になり、自己肯定感を喪失するケースもある。糖尿病専門医で「しんクリニック」(東京・蒲田)の辛浩基院長に聞いた。

「糖尿病患者の方は日常的に差別を受けます。たとえば飲み会でも『○○さんは糖尿病だからコレは食べない方がいいね』などと妙に気を使われたり、『一度口にするとやめられなくなるんじゃない?』などと言われ、結果として楽しめない、という患者さんは多くいます。そもそも糖尿病になる人は性格的にだらしない、というのは正しくありません。日本人は遺伝子の関係で欧米人に比べてインスリンの分泌量が少なく、糖尿病になりやすいのです。しかも、寿命が延びたため、日本人は高齢化率が高い。高齢になれば糖尿病の人も増えてくるのは当たり前です」

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