荒井宏幸
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荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

レーシック治療で「検査日に手術」がダメな理由

公開日: 更新日:

 レーシック手術の病院選びのポイントのひとつとして覚えておいていただきたいのは、「その病院は事前の検査をしっかりと行ってくれますか」ということ。検査で来院したその日に、「手術も今日してしまいましょう」と言うクリニックもあると聞きます。しかし、レーシック手術では最初の検査から一定期間、時間を空ける必要があるものなのです。

 私のクリニックでは必ず2回検査を行います。レーシック手術は、角膜の厚みが薄すぎたり、角膜の形状に歪みがあったりすると、適応となりません。1回目の検査では、レーシック手術が適応かどうかを、しっかり調べます。

 検査の所要時間は2時間から2時間半が目安。レーシック手術の内容や手術前後の注意事項についても詳しく説明し、適応検査でレーシック手術が可能とわかったら、手術日の予約をしていただきます。適応検査時には瞳孔を目薬で開く眼底検査も行うので、検査後の運転は控えてくださるように患者さんにはお願いしています。

 2回目の検査は、手術日の1週間から2日前に行います。所要時間は1時間程度。この日は、その患者さんに最適な治療プログラムを作るための、目の中の「光のゆらぎ」を測定する検査などを含め、希望する見え方を決定するための検査をしていきます。

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