「インスリンボール」ができたときの注意点…重度の糖尿病患者が知っておくべきこと

公開日: 更新日:

 そもそも糖尿病になるのは年配者が多い。実際、令和元年の「国民健康・栄養調査結果の概要」で年齢別で見た「糖尿病が強く疑われる人」の割合は男女とも70歳以上が最も多く、男性で26.4%、女性では19.6%だった。

「高齢者の中には普段から周囲の意見に耳を傾けない人も少なくありません。インスリンボールの説明をして別の場所に注射するようお願いしても納得していただくのが難しいケースもあります」

 インスリンボールはインスリン治療歴10年以上の人にできやすい。インスリンボールから正常皮膚にインスリン注射を打つ場所を変更した場合、34%程度インスリン量が減ったとの報告もある。この場合、インスリンボールは退縮するが、完全に消失することは難しいという。

■GCMとの併用が必要

 むろん、インスリンボールができないよう、普段から注意して注射する場所を変えることが必要だが、できてしまったうえ、患者がなかなか打つ場所を変更しないケースはどうすればいいのか? ひとつの解決策がCGMの装着だという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    体操界は飲酒喫煙「常態化」の衝撃…かつてスポンサー企業もブチギレていた!

  2. 2

    オリンピアンの大甘同情論に透ける「特権意識」…血税注ぎ込まれているだけに厳罰必至の当然

  3. 3

    「重圧は言い訳にならない」とバッサリ、体操界レジェンド池谷幸雄氏が語る「エース不在」の影響

  4. 4

    大谷はシーズン後半戦、三冠王へまっしぐら ドジャース投壊がむしろ追い風になる理由

  5. 5

    夏休み到来! 我が子をテレビやゲーム、YouTube漬けにしない「割と簡単にできる方法」

  1. 6

    巨人選手を軒並み“チキン”にしたのは誰の仕業? 阿部監督ついに激怒「チャンスなのに悲壮感」

  2. 7

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  3. 8

    大谷の「左翼守備」前倒しに現実味…ドジャース投壊で「DH問題」は輪をかけて深刻に

  4. 9

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  5. 10

    美川憲一「もういいわ」和田アキ子「ありえない」…切り捨てた重鎮に見捨てられたNHK紅白の末路